
「あなたの人生の目的は何ですか?」と尋ねたら、恐らく、様々な答えが返ってくるでしょう。ある人は「お金持ちになること」と答えるかもしれません。また別の人は「社会的な地位や名誉を得ること」と答えるかもしれません。しかし、それらは二次的なものにすぎません。
それでは、人の一生を論ずる前に、まず私達が生きている世界について考えてみることにしましょう。人間には心と体があるように、神様が創造されたこの世界には、実は人間の心に似た霊界と、人間の肉身に似た地上界の二つの世界があります。霊界は永遠の世界であり、肉身の死後、霊界で永遠に暮らす人間の姿が、霊人体すなわち霊魂です。神様は人間を永遠の愛の対象として創造されたのです。霊界はさながら地上界の空気のように神様の愛が充満した世界なので、人間は地上界で愛を完成させて行かなければなりません。したがって、地上生活の目的は、愛を完成させることなのです。
では、愛をどのように完成させればいいのでしょうか。結論を言ってしまえば、それは家庭の中で「夫婦の愛」「父母の愛」「子女の愛」「兄弟姉妹の愛」を体験し完成することです。人類が歴史を通じて求め続けてきた永遠の幸せ、すなわち、幸せの住む所は「山のあなたの空遠く」にあるのではなく、私達の身近な「家庭」にこそあるのです。イエス・キリストは、「神の国は、見られるかたちで来るものではない。また『見よ、ここにある』『あそこにある』などとも言えない。神の国は、実にあなたがたのただ中にあるのだ」と言われています。
結論として、私達地上で生きる者の人生の目的は、「永遠の世界で神様と共に過ごすために、家庭を通して愛の完成をすること」と言えます。地上の生活は、霊界で神様と永遠に暮らすための「愛の訓練場」と言えるでしょう。







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